株式市場では、成長著しい銘柄があります。「任天堂」などはその当時の銘柄としては
「グロース株」の良い例です。
成長力が抜群なため「株価収益率」(PER)は高い銘柄が多いのですが;
PER = 現在の株価 ÷ 一株利益
ここで、PERを理解している方は、「チョット変だぞ」と思った方もおられ
ると思います。
と申しますのは、普通、PERが低い方が「買われ過ぎてないので」投資対象
になりうる銘柄だと言えるからです。
しかし、優良株の場合は「高PER」「高PBR」がふつうの現象として現れ
ます。これは、多くの投資家によって人気を得ている証拠なのです。これらの
銘柄は年々その人気度を上回って成長し続けますので多少の買われ過ぎは直ぐ
に解消されてしまいます。
このような銘柄に、長期の資金を投入して大きく育てることが「グロース株」
投資の旨みといえます。ただ、株式投資は「グロース株」も含めて買い場より
売り場が難しいといえます。
それは、どの時点で成長がとまるのか?多くの投資家の資金投入がどこで止ま
るのか?判断することが難しいからです。
そのための緻密な「テクニカル分析」や「ファンダメンタルズ分析」も大切に
なってきます。せっかく儲かって売っても、売った時点から更に大きく上がる
と「儲かった」にも係わらず「損した気分」になるのが人間ですから。
「バリュー株の投資」は「ウォーレンバフェット」が得意とする投資法です。
この「バリユー株の投資」については「バフェット流投資法」で少し触れてお
きましたが、長期投資を志す方には最適の方法といえます。
それではここからは「バリュー株」の発掘法をご紹介していきます。
(A)一株あたりの「純資産倍率」と現在株価。
「純資産倍率」のことをPBRといい
PBR = 株主資本(純資産)÷ 発行済株式総数
で計算します。
このPBRが「一株あたりの企業価値」を表していることがお分かり頂けると
思いますが、もしも市場価格がPBRよりも大きく売り込まれている銘柄があ
れば、その株は「バリュー株」の「第一の条件」を備えていることになります。
しかし、ここで注意しておかなければならない点があります。それは、当該銘
柄がPBRよりもなぜ市場価格が低いのか、原因をつきとめなければなりませ
ん。
第一チェック項目)
金融不安(現金・預金残高が十分あるか)がないか!これは「会社四
季報」のキャッシュフロー欄の「現金同等物」と「有利子負債」を比
較して更に「営業キャッシュフロー」の前期比較で検討します。負債
総額に対してその返済たる原資の「現金同等物」とその増加に寄与す
る「営業キャッシュフロー」が前期よりも増えていれば安泰です。
(第二チェック項目)
固定資産の毀損がないか!特にバブル期に高額の固定資産を借入れで
購入し、その後のバブル崩壊で簿価よりも現在評価額が著しく下がり
いまだに借入金の返済負担が大きくないか。
(第三チェック項目)
経常損失等の、マイナス要因・将来的不安要因がないか!
(B)原因なしで売り込まれている銘柄
上記の項目に当てはまらないで大きく売り込まれている銘柄は「バリュー株」
と考えてよいが、「バフェット」は更に厳しい条件を加味しています。
もう一度前ページ「貴方に合う投資法を身に付けよう」のバフェット流投資法
をご覧ください。
波動理論応用の短期投資は、前項の中期波を利用した投資を更に細分化して短
期波動を利用し、回転売買で合理的に利益を実現して行こうとするものです。
先にも説明いたしましたが、長期波動の中に中期波動、中期波動の中に短期波
動が含まれています。
この短期波動も;
「上昇五波動→下降三波動→上昇五波動→下降三波動→上昇五波動」
で上下を繰り返していますので、この習性を利用して売買することで合理的に
利益を実現していくわけです。
例え上昇場面といえども「上昇波動3回、下降波動2回」で必ず下降(調整)す
る場面があるわけですから、「谷」で買い「山」で売るのを繰り返したほうが、
一旦安くなったものが出直って次の高値をとってくるまで待つよりも資金効率
や時間効率はよくなるのです。
益だしするのにあまり長い日数をかけたくない方、資金を効率よく使用したい
方に適した投資法です。
ベンジャミン・グレアムは実はウォーレン・バフェットの師とも言うべき人で、
バフェットはグレアムの会社にいたことがあります。
グレアムの投資法は、企業内部のファンダメンタルズ(例えば、経営者の能力、
企業の市場占有率、等)は投資判断要素には入れず、もっぱら貸借対照表など
の分析に主眼をおきました。
グレアムは「投機」を徹底的に排除して「投資」でないものにはけっして手を
だすことをしませんでした。
彼の「投資」は流動資産から流動負債をひいた差額よりも安い価格に放置され
ている株が「投資適正」のある株と見立てて投資します。彼にとってはそのよ
うな銘柄が値上り余地のある利益を実現できる最高のものだったのです。
バフェットがグレアムを師と仰いだことから、株価が本来の企業価値よりも安
く放置されている場合に投資のチャンスととらえる手法は全く同じという点は
うなずけますね!
しかし、すべてが全く同じであったわけではありません。二人とも「バリュー
株」投資という点では一致していましたが、他の面でいろいろな相違点もあり
ました。
以下はその相違点を比較したものです。ご覧ください。
(投資の対象となる銘柄「企業」)
グレアム;普通一般的企業(他社と同一製品を扱う普通の企業も対象とする)
バフェット;市場独占企業(他社より優れた事業資源を持つ企業を対象)
(投資の価値)
グレアム;バランスシート(貸借対照表)分析中心の企業価値
バフェット;将来的な収益性をも加味した企業価値
(株式の保有期間)
グレアム;企業価値と市場価格が同一となった時売却
バフェット;市場占有率が落ち始めるまで長期保有
(投資法)
グレアム;多数の企業・銘柄・業種へ分散投資
バフェット;市場占有率の高い企業・銘柄への集中投資
ウォーレン・バフェットという名前は貴方も一度は聞いたことがあるのではな
いかと思います。
彼は毎年アメリカの長者番付に出てくる「株式長者」を地で行く人です。
ここでは彼の経歴についての話しではなく、貴方に参考となる彼の投資法の話しが主題です。
かれの投資法は「バリュー株」をある基準に従って発掘し、その株が大きく成
長して利益が十分に乗ってから売却してキャピタルゲインをえる方法です。
それでは「バリュー株」とはどんな株をいうのでしょうか?これから具体的に
理解していきましょう。
今、ある企業の実質的な価値を計るため用いられる尺度として一般的なのは、
「PBR」という指標です。
「PBR」のことを「一株純資産倍率」といい;
「PBR」 = 純資産(株主資本) ÷ 発行済株式総数
で計算されます。
そこで、今仮にこの計算結果が1,000円だったと仮定しましょう。
そうするとこの企業の価値は1株1,000円の価値が実質的には存在することになります。
もし将来の成長性・収益性その他の材料を加味しないか、又は欠損・減損・
その他の不安材料がないとすれば、市場では1,000円が妥当価格ということにな
ります。
ところが、実際に市場で取引されている現在価格は750円であったと仮定します
と、実質価格と市場取引価格の差は250円になります。もし、貴方がこの会社の
株を750円で買ったとすれば、250円の含み益が最初からついてきます。
株式の価格は人気投票で決まりますので、ある一時期実質価格以上に売り込ま
れる場合があります。しかし、長い期間で見ていくと必ず実質価格に収束して
行くものです。
もし、その企業に成長性や好材料があれば瞬く間に人気がでて実質価格の2倍
以上の価格がつく場合もあります。
バフェットの狙う株は、このように、潜在的に成長性を内包し、実質価値より
も売り込まれて、安値で放置されている企業の株に投資する方法です。この方
法ですと、実施価値よりも株価が何時上回ってくるかは、予測が難しいといえ
ます。
もしかしたら1週間後かもしれませんし10年かかるかも知れません。これが、
バフェット流は「長期投資法」といわれるところでもあります。
でも元々価値のある株を安く買っているのですから、特別の悪いことが起らな
い限り買った時点から含み益がでている訳で、後は「果報は寝て待て」という
ことなのですね。