週末の東京株式市場は、見事な切り返しで日経平均、TOPIXともプラス陽線で引け、相場がいままでのネガティブ・トレンドからポジティブ・トレンドへ移行したことを如実に物語っていました。
多くの投資家が買い主体である以上この流れで安心感を与えてくれました。
しかし、まだ病み上がりの体です。
油断をするとまたぶり返すこともありますので、調子に乗らず慎重に行動しましょう。
そこで、今日は相場の大底で示現する日足チャートの形状についてお話して見たいと思います。
日本の罫線(チャート)は、その昔の米相場の日記帳から発展してきました。
それを現在のテクニカルのような価格予測まで発展させたのは、本間宗久という人でした。
宗久は日足の罫線の組合せで将来の株価の動きを確率高く推測する術をあみだしていきました。
現在、株式相場で使われている日本式チャートは米相場の罫線から継承・発展してきたものです。
従いまして、チャートの相場の転換点をあらわす重要な局面には、「はらみ線」「被せ(陰)線」「包み足」「三尊」等の日本的な名称がついています。
今日の、大底を暗示するチャートの形状は3日間の日足を観測することで推測できるシグナル、つまり大底から反転上昇へ向かう動きを説明したものです。
まず、長きに渡って下げつづけた相場が、更に投げを伴なって(出来高を伴なって)大きな陰線をつけた次の日に、「下マド」を空けて寄り付きその日は寄り引け同値の十字で引けます。
3日目には反転「上マド」を空けて陽線で引ける形が現れた時、この3日間の罫線の推移パターンから判定して、米相場の昔から相場の転換点「絶好の買いシグナル」とみます。
大底に現れた「十字」の日足が、明日の相場の明るい上昇を示すことから、この十字足を「明けの明星」と呼んでいます。
それにしても、今と違って昔の相場に携わる人は、罫線にも名称をつけてしまうような「遊び心」があったというか。何か心の余裕を感じます。