10万円から本気で増やす中国株―株の初心者でも「何をどう買えばいいのか」がわかる
戸松 信博
ユナイテッド・ワールド・インベストメント・ジャパンの取締役で、「中国株通信」の編集長を務める著者が、中国株売買のポイントと市況、銘柄を分析した1冊。中国株の入門書というと、マクロの視点から見た中国の将来性を説き、推奨銘柄を掲載しただけのものが多いが、本書は情報通の戸松編集長が書いているだけあって、マクロ、ミクロ双方の視点から見た個々の市場と銘柄の詳細な分析が掲載されている。
中国株に顕著な無償増資やA株とH株の価格差に隠されたチャンス、危険な銘柄を見極めるポイントなどが、懇切丁寧に説明されている。また、初めて株式を売買する人のために、株の売買の鉄則や各種指標の見方をアドバイスしている点にも好感が持てる。推奨銘柄も、単に業績と解説で終わるのではなく、その企業の資本関係や業績に影響する事柄、所属する業界の分析なども提供している。これまでに出された中国株関連書籍の中でも、群を抜く情報量である。
さらに、中国には上海A株、上海B株、深センA株、深センB株、香港H株、レッドチップ、その他の香港株、GEMと複数の市場があるが、これらの市場に属する全銘柄のデータを、各種指標、株価チャート、業績の推移、売上構成、星取表などに分けて巻末で紹介している。情報量、読みやすさの点から、現段階で最もおすすめの中国株関連本だ。(土井英司)
おすすめ度 ★★★★☆
★★★★☆ 2004-01-05 個別銘柄投資のきっかけとなった本
中国株では以前に投資信託で損失を出してしまいました。
「どうせなら個別銘柄への投資を」と考えていた時に読んだ
のがこの本で、実際、本書に載っている銘柄に、最低単位の
ものが多いですが、投資し、現在も保有を継続しています。
幸い、全銘柄が上昇し、時価評価では投資信託での損失が
埋まり含み益になりました。
本の内容は中国株についての基本的な知識から、有望な
個別銘柄についてまで、幅広く、また、見やすく、わかりや
すい文体で書かれているため、入門書として適切なものだと
思います。
但し、出版されてから既に期間がたっているため、これから
利用するのであれば、個別銘柄についての記述は、「中国株
二季報」やインターネットで得られる情報など新しい内容
を自分なりに付け加えて考える必要があるでしょう。
★★★★★ 2003-06-25 すばらしい本
戸松信博さんの本です。長期的な視点で書かれているのですばらしいと思います。私はトラベルスカイというすばらしい銘柄をこの本で知ることができましたので感謝しています。超大現代農業は誠実な企業かどうか判断できません。過去に1度も利益を出したことがない企業に投資するのは、価値がゼロ、つまり空気から黄金が生まれることを期待して投資することですので危険です。不誠実な企業に投資するのはそれよりもっと最悪なことです。株価はかなり下がっていますが見送るべきでしょう。上海友誼集団のような拡大のスピードが速すぎる企業も危険です。小売業は薄利多売で、きちんとした管理と既存店の売上が重要です。ゆっくりであるが着実な企業を選ぶべきです。
★★★☆☆ 2003-02-15 合格点です。
中国株の知識がない方に最適でしょう。私も基本的なことを学びたくて
購入しました。但し、実際の投資に関する情報は限定されていますがそれは
入門書としては仕方がないのでは。