株式市場には往々にして不条理の部分が多く存在します。
しかし、あれも相場、これも相場で片付けられることが常です。
つい最近、中国市場に端を発した世界同時株安は、投機資金の意図的な動きと思うのは
私だけでしょうか?
現在の投機資金は、資本市場を遥かにしのぐ額が世界中の投機市場を駆けまわっています。
この膨大に膨れあがった投機資金は、時には私たちの思惑とは全く異なった動きをします。
その動きは、時には暴力的に見えますが、実はとても合理的で確固とした
裏づけを持った行動をしています。
近年では、原油や素材価格の高騰、先には、少し古い話では、世界通貨危機
(イギリスポンド、インドネシアルピア、タイバーツ、韓国ウォン、ロシアルーブル等々の大幅下落)
を引き起こしたのもこの投機資金です。
しかし、先ほども申し上げましたように一見暴力的に見える投機資金ですが、
原油の高騰にしても、イランの原発問題と中国などの新興国の需要増大、
通貨危機にしても各国の経済力・国力とのアンバランスが裏づけとしてあったわけです。
一転我が株式市場に目を転じてみれば、個人投資家を中心に信用買い残が
歴史的に膨れ上がっていることは、株式市場のウイークポイントで、
投機資金につけいる隙を与えていることに他なりません。
このような状態の時には、市場を操作し易くなります。
それが最近では世界同時株安だったことを思い出してください。
この手の動きは、ある程度注意はしていて解ってはいても、
いつもやられてしまう方も多いと思います。
彼らの上手さには舌を巻いてしまいます。
昨日、再度下降して前回の下値を切ったら要注意と指摘しておきましたが、
各種テクニカルでは、陽転サインが示現してきています。
多くの個別銘柄が下値を切ってきたことで2極文化の調整が長引くと認識する反面、
テクニカルの好転を利用して、投機資金の先物買いが、力ずくで大幅高を演出することにも
心を配っておきましょう。
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